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大浦 紀彦
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杏林大学形成外科の大浦紀彦です。
右下腿に膿瘍がいっぱいあったため、
というコメントがありますが、膿瘍があった段階で蜂窩織炎とは言えません。蜂窩織炎は脂肪組織内の感染のことを言います。
膿瘍を認めたら、壊死性軟部組織感染症=壊死性筋膜炎、壊死性筋炎ではないでしょうか。
・膿瘍=外科的に細菌数を減少させる デブリ―ドマン
・蜂窩織炎=抗生物質+脂肪組織を圧迫するための弾性包帯治療
と考えます。
壊死性筋膜炎だと考えて、切開したら何もなかったという話を良く効きます。
蜂窩織炎の治療ができているかの評価はどのようにすべきか?
蜂窩織炎の治療ができているかの評価はどのようにすべきか? 序論 今回の担当患者は、2週間前から発熱があり、両下腿腫脹、圧痛、炎症マーカーの上昇が見られ内服抗菌薬治療により、一旦解熱、局所の発赤と腫脹が改善された。しかし、両下腿痛の増悪で歩行困難となり発熱も起こしたため、蜂窩織炎の治療ができていなかった疑いがあった。結局、右下腿に膿瘍がいっぱいあったため、これが原因で発熱したとみられる。 蜂窩織炎の治療後の評価を正確にすることで、診断精度を高めることができるのではないかと考え、今回このテーマを設定した。また、本文では、足部の蜂窩織炎に注目して述べる。 本論 蜂窩織炎は皮膚およ...
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Feb 18, 2020
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