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Ryosuke Enomori
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早速コメントありがとうございます。 既存の日本語をコンピュータの処理に合うように最適化させて、特に他の言語との間で機械翻訳の効率を格段に上げることを目的に(特許情報を主に)「産業日本語(翻訳TJ)」の導入をJAPIOが提唱しています。 Googleの構想もあって日本語だけが、いつまでもコーパスを作れないようでは、この点で日本語はガラパゴス化してしまいますので、「産業日本語」の導入はかなり真剣なようです。 コンピュータ処理の対象として明晰な「産業日本語(翻訳TJ)」が技術文章に使われるようになれば、私のような手翻訳者は、「産業日本語(翻訳TJ)」を使わない分野でしか仕事がないかもしれません)(例えば文芸作品の翻訳)。 ところが、文芸作品においても、村上春樹氏などは、新作を世界で同時に出版するために敢えて、日本語を一種の「産業日本語」化させて、翻訳に要する労力を少なくしているようです。 日本語としては文体に不自然な点がありますが、他国語に翻訳した文体は、普通の日本語から翻訳した文体よりも、至極普通に翻訳されるということですから、皮肉なことです。
ブログ記事拝見しました。 私は某特許事務所でもっぱら技術翻訳(日→英)およびニュースレター(日→英)の作成に従事しております。 記事でも言及されていましたが、Googleが提供しようとする「翻訳」とは、正確には翻訳ではないようです。つまり、Googleは膨大なネット上の多言語のオープンソースを統計的に単語・文章単位にコーパス化させて、どの言語からも他の言語の対があらわれるようなシステムをバックグラウンドで構築しているようです。 つまり、現代版のロゼッタストーンで、従来の翻訳ソフトが翻訳にあてがうソースが限られている(辞書など)のに比較すると、Googleは世界中の人が使えば使うほど、利用できるソースが増えて、結果としてコーパスの精度があがるということだそうです。 実際に私の仕事まわりでも、たとえば、EPO(欧州特許庁)は昨年11月にGoogleと提携してコーパスを活用した(おそらく精度の高い)特許機械翻訳サービスを近い将来無料で提供する旨発表しています。日本語、中国語、韓国語も含まれるそうです。こうなると、少なくとも、下訳程度なら無料で誰でもEPOとGoogleの提供するサービスで十分ということになります。結果として翻訳を業としている人たちの翻訳の単価はどんどん安くなります。 翻訳者は基本的に専門性が高い仕事をしているせいか、プライドが高い人が多いので、このような機械翻訳をハナから馬鹿にしてかかる向きがあります。 確かに従来の翻訳ソフト相手ではそれでよかったのかもしれませんが、こと、Googleの考えている「翻訳」については、甘くみてはいけないような気がします。 何しろ、顧客がそっちに流れてしまえば、おしまいの業種ですから。
Ryosuke Enomori is now following TypePad チーム
Jan 23, 2011